針魚
- 南3-4ホール | い-07 (詩歌|現代詩・散文詩)
- はりよ
- 若山聡
- 書籍|その他
- 134ページ
- 1,980円
- 2026/4/28(火)発行
- 伝えようとする詩は好みじゃない。
事実が伝わったらフィクションの
よゆうもいつだつもなくなる気がして。
ところが事実を元にした
子どもたち、事件、人間
こんなに心を揺さぶられるのはなぜだろう。
声も、場所も、時間も、感情も
ありのまま
にぎりしめる詩人の声。
「言葉は君の離陸の力になるから
かならず なるから」
――伊藤比呂美
「まっとうな、よきものすべてを、
ことばにしたかのような」
若山さんの詩は、近くと遠くを同時に見ている。
すぐそばにいる人をあたたかく書きながら、
遠くの、世界はこうあるべきという姿を
鋭く追い求めている。
若山さんの詩は
とことんさびしげで、とことんはずかしげで、
それから
とことん信じられるものを持っている。
――松下育男
