『真夜中迷子代行サービス「幽歩」』
- 南3-4ホール | て-16 (詩歌|俳句・短歌・川柳)
- まよなかまいごだいこうさーびす「ゆうほ」
- 岩瀬ゆ
- 46ページ
- 1,500円
- 2026/10/31(土)発行
- 眠れない日をどうお過ごしでしょうか。皆さんは。
本を読んだり、映画を観たり、音楽を聴いたり、SNSを見たり
なんとか夜にしがみつこうともがいていることは知っています。
本当は、どこか遠くへ行ってしまいたいのに。迷子の幽霊として。
そんなあなたにとっておきのサービスがございまして… こちらに『真夜中迷子代行サービス「幽歩」』
というサービスでございます。
こちら何か、と申しますと 明日っていう現実は死ぬのと同じくらい確実にやってきます。
我々は逃れることができない。
しかし、それに耐え続けなければいけないことが最も苦しいわけです。
明日に備えていつもより早めにベッドに入るなんて、本当の自分にとっては嘘まみれ…なはずで
どこでもないどこかに行ってしまいたい、消えてしまいたい、薄れてしまいたい。
「そんなあなたの代わりに、幽体離脱したあなたの幽霊として、迷子を代行させていただく」
というサービスを運営しております。
(中略)
では、また夜に。
