あるいは人魚の涙
- 南3-4ホール | ち-02 (詩歌|俳句・短歌・川柳)
- あるいわにんぎょのなみだ
- 菫野
- 書籍|文庫判(A6)
- 172ページ
- 1,000円
- https://x.com/ayagonmail/stat…
- 2026/10/29(木)発行
■■日常に疲れたあなたに、文語短歌という非日常を■■
これまでSNSやWeb同人誌で公開してきた、少し幻想的で、さびしくて、けれども仄かにあかるい菫野の短歌を約300首収録。短歌は、毎日忙しくて読書の時間がとれない、でも本は読みたい、という人にもおすすめです。
【収録歌より】
花の在り処おしへあひつつ歩みゆく少女の低い「沈丁花」の声
生きる、ただ欠けてしまつた水晶の指を隠すごとくさびしく
開架より閉架にうつされし本の背に死者の名は白くかすれて
雨音は少しく桃の匂ひして広ごる空に響きやまざり
もう人魚ではないけれど少しだけあかるいほうへ歩いてゆける
