この世は地獄だ。どうしてオメガばかり、苦しまなければならないんだろう。
夫の流星と離婚した薫は、つがいに捨てられた、あるいは捨てられそうになっているオメガの保護施設「待つの人の家」に一時保護される。
そこで紹介された綾瀬が運命のつがいに捨てられた薫のことを馬鹿にしてきて、一触即発の空気に。離婚はしたが、つがい関係は継続している薫は、どうにかよりを戻そうと考えていた。
入居直後に「運命のつがいですら捨てられる」と絶望したオメガが自殺をはかり、薫はこの施設が、「死を待つ人の家」なのではないかと恐ろしくなる。
運命から見放されたオメガが自分の未来を選び取っていく物語。
☆創作BLですが、ボーイズがラブしているとは言い難いです。
☆オメガバースとは地獄である、という思想のもとに創られた本です。
☆シリーズ一作目「ひとりで立って、ふたり寄り添って」と繋がっています。読まなくても本編を楽しむことはできますが、一緒にお読みいただくと、さらに別の地獄を味わうことができてオトクです。