なんかもやもやする。こんな感情になったことはきっと誰しも一度はあると思います。そんなとき、みなさんならどうしますか?誰かに話してみる人、自分一人で解決しようとする人、はたまたもやもやなんて放っておけばそのうち忘れる、なんて考える方もいるかもしれません。
本冊子は、あるもやもやに正面から向き合った一人の学生をきっかけに行われた刑事模擬裁判の記録です。模擬裁判で用いられた資料が収められており、その軌跡をたどることでみなさんも当時の空気を感じることができるでしょう。
また、学生たちによる記録も大きな魅力です。模擬裁判に至るまでの経緯や、役に対する思い、法学に向き合う心持ちはもちろんみんな違います。ですが、大学という場所に対する期待や情熱にはどこか通じるものがあるように思えます。それに、彼らが紡ぐ文章は本当に面白い。文字を通して、彼らにとってその数か月がどんなに濃く、豊かだったのかを感じ取ることができます。
ある大学の演習クラスに偶然、または必然的に集められた学生たちに、模擬裁判はどのような影響を与えたのでしょうか。そして、もやもやは解決したのでしょうか。
10代と20代の狭間の、子どもではないけれど、まだ完全に大人とは言えない年頃。興味があることにまっすぐ進んでみたり、少し迷ってみたり。そんな学生たちが綴る、日記のような成長記録をぜひ読んでみてください。
ウチダイサキ
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