よーっよーっよーっ きっとカモメが鳴いている
彼らが鳴くのは青に溶け出て
香川はウラツダでの蒼い記憶を短歌と作字で梱包しました。
海と空の写真の作字、短歌、エッセイ、WebでおくるマルチメディアZINEです。
あなたは、この本の全てをみつけてくれますか?
▮形態
16P (本文12P)|A5|二種箔押し
ステッカー、アクリルキーホルダー、電子版付き
▮作品世界観紹介
香川はウラツダという場所の、
うみの図書館(うみとしょ)という民営図書館で過ごした日の記憶を、一番きれいな形で共有したく、この作品を創りました。
うみとしょのテーブルに座り、最初と最後の一文字を蔵書から借りて詠んだ短歌、それにこたえる
エッセイ、うみとしょから歩いて30秒の
砂浜で撮った写真を用いて作成した
作字、それに応える
東京で詠んだ短歌を
織り交ぜています。
さらにはQRコードを読み込むと
Webコンテンツも。
とにかく後味にこだわりました。
読了感を重要視するハル秋の、始まりにして礎としている「
作品の世界観に魅了され、取り残される感覚」を味わっていただけましたら僥倖です。
▮編集後記
ハル秋が初めて同人活動制作物として世に放った作品です。
本を印刷会社に頼んで作成することも、Adobe製品を使うことも、そもそもZINEというものを作ることも初めてで、相当手探りで編集していたことを覚えています。
これのお披露目となったイベントでは、思うように売り上げが伸びず、おそらく同人の初めてがこれであれば一般的な人は同人にネガティブな印象を持つはず、と考えるほどでした。
しかし、未だ私が「同人楽しい!!!!!!」と思えているのも、この作品のおかげです。
だって、これは欲しい人に届いていないだけで、刺さる人には本当に刺さるという絶対的な自信があるから!
未だにありありと思いだせます。そのイベントで作品に一目惚れして、紹介していったらどんどん刺さって最終的に「買います!!!!!」と声高らかに宣言して買ってくださった方の姿を。
そして満を持しての文学フリマ、「刺さる」人は段違いに多いと思っています。
休職をしていた時期にずっと思っていた、「終わるころには何かを掴んでいたい」という気持ちの集大成といえる作品です。
体温より低い温度の、静かな青い作品。貴方に刺さりますように。