こちらのアイテムは2026/11/8(日)開催・文学フリマ東京43にて入手できます。
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メッシに会うには休みが必要だった

  • 南1-2ホール | U-69 (ノンフィクション|旅行記)
  • めっしにあうにはやすみがひつようだった
  • 古川剛也
  • 書籍|A5
  • 52ページ
  • 500円
  • 2026/11/8(日)発行
  • 41歳、18年勤めた銀行を辞めた。

    次の会社へ行くまでに、社会人になって初めて、まとまった休みができた。

    さて、何をしよう。

    僕が出した答えは、

    「メッシに会いに行く」

    だった。

    2023年秋。僕は一人でアメリカへ向かった。

    最初の目的地はフロリダ。
    前年のワールドカップでアルゼンチンを優勝に導き、アメリカへ移籍したばかりのリオネル・メッシに会うためだった。

    もちろん、約束があるわけではない。

    どこにいるのか。
    いつ現れるのか。
    そもそも、本当に会えるのか。

    わからない。

    それでも調べ、考え、現地へ行き、待つ。

    そうして始まった旅は、メッシだけでは終わらなかった。

    メンフィスでは、デリック・ローズとペニー・ハーダウェイ。
    フェニックスでは、渡邊雄太や日本代表選手たち。
    ロサンゼルスでは、ステフィン・カリーやゲイリー・ペイトンII。

    予定を変え、飛行機に乗り、車で移動し、人を待つ。

    会えた人もいれば、会えなかった人もいる。

    何時間待っても何も起きない日がある一方で、ほんの少し予定を変えただけで、突然忘れられない出来事が起きることもあった。

    旅を始める前、僕はかなり細かく予定を立てていた。

    ところが旅が進むにつれて、その予定はどんどん壊れていった。

    面白いことに、忘れられない出来事の多くは、その「予定が狂った先」で起きた。

    この本は、有名人と何人会えたかを自慢するための本ではない。

    「どうすればメッシに会えるか」という攻略本でもない。

    41歳の会社員が、仕事と仕事の間にできた空白を使って、自分の「会いたい」にどこまで従えるのか試してみた旅の記録だ。

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