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海を叩いて割ったから

  • 南1-2ホール | D-41 (小説|エンタメ・大衆小説)
  • うみをたたいてわったから
  • 木瀬こだま
  • 書籍|B6
  • 480ページ
  • 2,000円
  • https://note.com/kise_kodama
  • 人魚はいる。人魚姫はいない。

    人魚。それは、分類され、研究される生物だ。人間に恋をして陸へ上がり、いつか泡になって消える――そんなものは、おとぎ話の中にしかいない。

    【あらすじ】

    十六歳の畑谷航太は、八年前に失踪した母を「人魚だった」と妄信する父から逃れるため、孤島の学術特区・亀島にある全寮制の海洋学校〈海高院〉へ入学する。

    四つの自治寮、人魚の観察と研究、訓練艇での海上実習……。
    幼馴染の玲奈やイアン、個性豊かな先輩たちに囲まれた学生生活は、航太にとって初めて手にした楽園だった。
    逃げるために選んだはずの島は、いつしか、かけがえのない居場所になっていく。

    しかし父の死後、八年前に姿を消した母から、一通の手紙が届く。

    「航太、出会えてよかった。私を恨んでいいよ。」

    さらに夏の終わり、航太は島の岩場で、記憶を失った赤毛の少女と出会う。
    少女が覚えていたのは、航太の母――「美南」の名前だけだった。

    航太は彼女を「茜」と名づけ、母の手がかりを求めて密かに匿う。
    だが、茜を捜している者たちが、島のどこかで動き始めていた。

    母はどこへ消えたのか。
    茜は何者なのか。
    そして――この世界に「人魚姫」は、本当にいないのか。

    母の秘密を追うことは、やがて航太自身が、なぜここにいるのかを問うことへ変わっていく。

    人魚を研究する海の学校を舞台に、少年たちの眩しい学生生活と、ひとつのおとぎ話の真相をめぐる青春海洋ファンタジー。

    ★どんな人におすすめ?

    ・『人魚姫』や昔話・寓話を現代的に読み替えた物語が好き
    ・学校や寮、研究機関など、作り込まれた世界で暮らす感覚が好き
    ・友情、家族、恋愛が入り混じる濃い人間関係を楽しみたい
    ・人外と人間の境界、生命倫理をめぐる物語に惹かれる
    ・謎が少しずつつながっていく長編が好き


    試し読み

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