菜飯屋春秋
- 南3-4ホール | な-79 (詩歌|俳句・短歌・川柳)
- なめしやしゅんじゅう
- 魚住陽子
- 1,500円
- 2015/6/16(火)発行
菜飯屋の春秋には、人との出会いや縁をはぐくむ魂の処方箋が綴られている
暖簾も看板もない「菜飯屋」。街の片隅に佇む店は、過去との訣別をした女店主を象徴するかのように温かく、少し寂しい。
腎臓病を患い15年に及ぶ透析生活の後、夫からの腎臓移植を受けた魚住陽子。
「菜飯屋」の春秋を人との出会いと別れ、孤立と自立になぞらえたように描いている。
こころの錘を静かにそっと呑み込みながら、揺れ動く自己と他者を見つめた作品。
弱さが人を包み込む優しさに変わる時、人は人を慈しむ心を知るのだろう。
ここに綴られているのは人との出会いと縁を育むたましいの処方箋。
移植後1年余りが経った頃、個人誌『花眼』(1~10号)を発行しました。毎号連載された「菜飯屋春秋」を一冊にまとめた、数少ない長編小説。お料理の描写も楽しく、読み応えもあります。装画:加藤 閑
文学フリマ特別価格を設定しましたので、この機会に是非ご検討ください!
定価 2,200円(税込)⇒ 1,500円(税込)
