『夏のエンドロール』
短歌と、その隣に置いた散文で綴る、ひと夏の記録。
「はじまる」「駆ける」「過ぎる」「見送る」の四章で、ひと夏の時間をたどります。
夏を思い出すとき、浮かんでくるのは、大きな出来事より、どうでもよかったことばかり。誰かの声、飲みものの味、帰り道の風——。
留めておきたかったのに、ほどけていく。そんな夏の断片を、25篇の短歌と散文にしました。
アプリで出会った夜、九州の祖母の家、神戸の夕暮れ、八月三十一日の心細さ。
僕の夏も、僕ではない誰かの夏も、混ざっています。
読みながら、あなたの忘れていた夏が、ふっと戻ってきたら。
A6文庫判/約100ページ/短歌25首+散文/税込1,100円