「やがて、愛なき終わりが訪れ、全てが消えゆく――」
片翼しか持たない鳥の番が、互いに身を預け合うように。
二人は赦されぬ傷と癒されぬ罪を背負い、容赦のない運命にさえ立ち向かう。 シリアス百合 / ダークファンタジー / 異種族(人外) / 運命共同体・契約 / 完結済み / 戦闘描写有/※R15相当(暴力描写・官能描写あり)
表紙及び登場する6人の立ち絵は、メグリム・ハルヨ様(@megrim_haruyo)による描き下ろしです。
屍体と機械を溶接・融合させる退廃的な題材を手掛けるイラストレーター様に、本作の世界観を表現していただくべく依頼しました。
その筆致でしか描き出せない耽美さと繊細さに満ちたデザインの妙を、ぜひ本文と併せてご覧ください。
【あらすじ】
あらゆるものが綻び、緩慢な死を迎えつつある世界。
若き女魔術師、レイウェル・ラル・ギュンターは、怪物が跋扈する発掘現場で一人の女学生を救い出す。
唯一の生存者であるメルア・セレーシアは、世界を滅ぼす遺物〈ヴルリ=エッダ〉に呪われていた。
逃れ得ぬ因縁に導かれ、運命を共にすることになった二人。
死闘の果てに、最後に何を選び取るのか――
百合×ダークファンタジー、新生。
【主要人物紹介】
)レイウェル・ラル・ギュンター 猫の氏族の一派、代々騎士を輩出してきた獅子の血脈に連なるギュンター家の次女。 伝説の宮廷魔術師の直弟子であり、自身の心臓を触媒に燃やし、火の元素を用いた魔術を用いる。 誠実で気風のいい性格だが、その気の強さは繊細さと孤独を隠すための鎧である。
感傷的かつ自罰的な側面を持ち、誰かに甘えたい願望をずっと押し殺している。
)メルア・セレーシア ケラスス種をルーツに持つ、竜の氏族の女性。 一般家庭の出ながら狭き門を潜り抜け、大学で考古学を修める秀才。 人当たりが良く純粋で、どこかおっとりとしている一方、芯が強く自身の信念を曲げない意固地な一面を持つ。 今まで学業一筋だったため恋愛関係に疎く、他人の好意に関して人一倍敏感。
【二人を取り巻く人々】
)アルトコート・レヌ・クラウディス
レイウェルの師であり、齢七百歳を超える五大貴族クラウディス家の当主。
宮廷魔術師としての職を辞して隠居生活を送っているが、その真意は誰にも計りかねない。
)テレージア・ランカスター
遺物を回収する組織〈S.A.F.E〉に所属する、〈月教〉の女司祭。
秘跡を施され改造された過去を持つ〈聖女〉。
)フィーネ・ガル・グリフィリス
五大貴族グリフィリス家の当主代理として、華々しい社交界の花形として君臨している。
裏社会を統べる元締めでもあり、快楽を尊ぶ諧謔的な蛇の氏族の女性。
)ゲノフェーファ・ハルトラウプ
レイウェルの初恋の相手であり、魔術師を養成する女学院で出会った一歳年上の先輩。
彼女との別れを経験してなお、その面影は今も心の奥に残り続けている。
【当日購入特典】
当日購入いただいた方に、それぞれの登場人物の心情や物語の断片を綴った立ち絵&書き下ろしSS付き栞(全6種・ランダム封入)をお渡しする予定です。
※制作の都合上、仕様が変更となる場合がございます。
【作者より】
本作の中心にあるのは「他者の生を背負って生きることの是非」です。
ある喪失をきっかけに自己犠牲的な生き方を選んだレイウェルが、メルアと運命を共にするために苦渋の決断を重ねていく先に何を選び取るのか――
是非、その目でお確かめください。
筆者X:
https://x.com/mitten_sparv