娘たちがまだ小さかったころ、
当たり前のように過ぎていった日々。
朝の慌ただしい時間。
何気ない会話。
手を引いて歩いた帰り道。
そのひとつひとつは、
いつの間にか終わり、
もう二度と戻らない時間になっていました。
本書は、二人の娘との日常を父親の視点で綴ったエッセイ集です。
幼いころの何でもない出来事。
少しずつ変わっていく家族の距離。
そして、親として気づいていなかった想い。
朝日新聞・読売新聞・毎日新聞・産経新聞・東京新聞に掲載された作品や、メトロ文学館で掲出された作品を含む、全49篇を収録。
大きな出来事は何も起きません。
けれど、何でもない日々ほど、
あとになって胸に残るものがあります。
父と娘たちとの日々を通して、過ぎ去った時間を静かに見つめ直す一冊です。