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ケンネル殺人事件

  • 南3-4ホール | お-39 (評論・研究|ミステリー)
  • けんねるさつじんじけん
  • S・S・ヴァン・ダイン/白石肇訳
  • 書籍|B6
  • 289ページ
  • 1,500円
  • 仙仁堂古典新訳推理シリーズ 7
    <作者について>
    S・S・ヴァン・ダイン(1888-1939)は、前衛的な写実主義作家の擁護に熱心な文芸ジャーナリストとして活躍し、旧態依然としていた文芸誌〈スマート・セット〉の改革に腕をふるいました。採算悪化をごまかそうとした不正がバレて解雇されたあと、捲土重来を期して、古今の探偵小説を徹底的に分析した成果をもとに、当時の読者層の趣味嗜好をたくみにとらえた名探偵ファイロ・ヴァンスを誕生させて一世を風靡しました。初期のエラリー・クイーンや日本の小栗虫太郎に多大な影響を与えたことで知られています。また、1927年に本名で発表した探偵小説論は、世界ではじめて探偵小説の歴史と技巧を学問的に考察した文章であり、ミステリ批評史にも大きな足跡を残しました。
    <本書について>
    中国収集家アーチャー・コウが密室内で頭を撃っているのが発見されます。誰もが自殺だと考えましたが、コウから入手したての桃花瓶を見せてもらう約束だったファイロ・ヴァンスは「それほどのお宝を手に入れたコレクターはすぐに自殺したりしない」と反対します。はたして他殺を示す別の死因が見つかりますが、そのときにはコウは別の場所で別の服を着ていたらしいことも判明する。誰がなんのために、わざわざ死体を着替えさせて見えすいた拳銃自殺に偽装したのでしょうか。直後に邸内では、犯行時刻に居合わせたらしい瀕死のスコッチテリアが見つかりますが、コウ家の人びとは揃っての犬嫌いで、邸内に犬などいるはずがありませんでした。事件が混迷の度合いを深めるなか、ヴァンスは中国陶磁とスコッチテリアを手がかりに真相に迫っていきます。

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