ルーツと記憶をたどる。切り離されたものは、ほんとうに失われていたのか。連なるものたちが、ふたたび還りはじめる。
北の大地を舞台に、祖父サトル、父タカシ、少年リュウ。三代のあいだに長く沈黙していた記憶が、白い北海道犬シンと、自然の気配のなかでしずかにほどかれてゆく。別離の中にも、途切れることなく流れていたもの。見えないまま受け継がれてきた、再生と継承の物語。
発行: Nalu books & the space between
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