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王室御用達の魔女

  • 南1-2ホール | N-68 (小説|ファンタジー・幻想文学)
  • おうしつごようたしのまじょ
  • 葛生雪人
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 346ページ
  • 1,500円
  • https://kakuyomu.jp/works/168…
  • 2025/9/7(日)発行
  • ファブール王国の王都シャルムの街では
    『王室御用達』の氾濫が問題になっていた。

    王が愛した逸品。惚れ込んだ技術。品質の高い工芸品や日用品。
    限られたひと握りのものに与えられるはずだったその称号は年を追うごとに増え、
    気がつけば街中の店や工房に付けられていた。

    このままでは称号の信用性が失われてしまうと、
    国は制度改革を実行。
    称号更新のための審査を実施し
    『王室御用達』の名に相応しいものだけを残すこととなった。

    その更新審査のための調査員として働くことになった少年リッドは、
    よく効くと評判の薬を売る雑貨屋へ調査に赴く。
    難なく更新できそうな案件だと思い話を聞いていると、
    雑貨屋の店主が妙なことを言い出す。

    「うちの薬ねえ、誰が作ってるか知らないんだよ」

    薬をおいてくれと現れたひとりの少女。
    初めて現れたときと契約を結んだときには顔を合わせたが、
    会ったのはそれっきり。
    契約をしてからは、知らぬ間に納品されるのだという。
    納品場所は雑貨屋の倉庫。
    裏通りとはいえ人が住む街中という場所にありながら、
    どうしてか目撃者もいない。

    仕方なく数日張り込むことにしたリッド。
    ようやく納品の瞬間を目撃したのだが、
    それは何とも不思議な光景で、
    薬を納めにやってきた少女は自らを
    『ファブールの魔女』だと名乗った。
    それは二百年も前にこの国から消えた者の名前だった。

    【※こちらの作品は小説投稿サイト『カクヨム』『小説家になろう』でも読めます】

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