こちらのアイテムは2026/11/8(日)開催・文学フリマ東京43にて入手できます。
くわしくは文学フリマ東京43公式Webサイトをご覧ください。

【2巻】つづれ織り

  • 南1-2ホール | H-98 (小説|恋愛)
  • つづれおり
  • 倫子
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 228ページ
  • 1,000円
  • https://www.pixiv.net/novel/s…
  • 2026/2/1(日)発行
  • ※年齢制限あります※

    「重なり合う冬の記憶、編み上げられる二人の明日」 ――忙しない師走の喧騒を抜けて、静かな本丸で綴られる、珠玉の冬物語。

    ■ あらすじ

    十一月も後半、街がクリスマスのイルミネーションに色付き、恋人たちが浮足立つ季節。 時の政府、審神者省(さにわしょう)横浜支局に務める審神者・東雲(しののめ)たまきは、相変わらず仕事に追われる日々を送りながらも、本丸の刀剣男士たちと過ごす穏やかな冬を心待ちにしていた。

    物語は、たまきが横浜駅で一人の老婆に話しかけられる、何気ない日常の断片から幕を開ける。 老婆との不思議な交流、クリスマスの準備、そして、一年の終わりを告げる年越しの足音。

    冬の寒さが深まるにつれ、たまきと、彼女の傍らに立つ恋人である大太刀・次郎太刀(じろうたち)の距離もまた、静かに、けれど確かな温もりを持って変化していく。 それは、過ぎ去った季節の記憶を「つづれ織り」のように丁寧に重ね合わせ、新しい一年へと繋いでいくための、かけがえのない時間。

    賑やかな宴の裏側にある静寂、繋いだ手の温もり、そして交わされる小さな約束。 特別な日も、何でもない一日も、全てが愛おしく感じられる――そんな冬の情景を切り取った作品。

    ■ 本作の見どころ

    1. 移ろう季節と「横浜」の情景描写 本作では、現代の横浜の風景と、時間の流れが異なる「本丸」の対比が鮮やかに描かれています。バスを待つ間の老婆との会話や、クリスマスを控えた街の浮かれた空気感。日常の延長線上にあるファンタジーとして、読者を物語の世界へと自然に誘います。

    2. 派手な事件よりも「心の機微」を大切に 大きな戦いや激しい衝突ではなく、日々の暮らしの中にある「小さな発見」や「言葉にできない感情」を丁寧に掬い上げています。特に、たまきが次郎太刀と共に年越しの準備をするシーンでは、一振りの刀と一人の人間が、共に歳月を重ねることの重みと喜びが静かに伝わってきます。

    3. シリーズを越えて楽しめる「幸福感」 前作『今は硝子の蓋を閉めて』で葛藤や変化を乗り越えてきた二人だからこそ辿り着けた、安定した関係性と幸福感が本作には溢れています。シリーズ読者はもちろん、本作から読み始める方にとっても、心地よい読後感を味わえる一冊です。

    ■ 著者・倫子より

    本作は、冬という季節が持つ「静けさ」と「温かさ」を詰め込んだ作品です。 忙しい毎日の中で、ふと足を止めて大切な人のことを思い出すような、そんな瞬間に寄り添える物語を目指しました。

    タイトルの『つづれ織り』には、いくつもの色が重なって一枚の美しい布になるように、思い出もまた積み重なって未来を作っていく、という願いを込めています。 全編を通して、温かい飲み物をお供に、ゆっくりとページを捲っていただければ幸いです。

ログインしませんか?

「気になる!」ボタンをクリックすると気になる出店者を記録できます。
「気になる!」ボタンを使えるようにするにはログインしてください。