桃鞜2026春号
- 南3-4ホール | う-75 (小説|アンソロジー)
- とうとうにせんにじゅうろくはるごう
- あき、かねこ、きゅう、けん、こう、しゅう、ゆー
- 書籍|A5
- 600円
- 2026/5/4(月)発行
- ゲイの文芸サークルによるアンソロジー、第11弾! 今回の新刊のテーマは「帰れなかった、あの日」です。災害や終電などで帰ることができなかったあの日の思い出等……ちょっぴり切ないテーマになっております。
ぜひお手にとってみてください!
収録作品:
『雨音』(あき)
ある日、自宅に帰ったタカヒロは、同棲中の彼氏ジュンヤが見知らぬ男と交わっている場面を目撃する。雨の中へ飛び出したタカヒロだったが、偶然、友人ハルキから連絡が入る。友人の部屋で餃子を作りながら、彼氏の浮気について打ち明ける。ハルキとの距離が近づく中で、もとの生活に戻りたい気持ちと戻れない気持ちが交差する。
『腕枕のあとで』(こう)
閉店したスーパー銭湯の前で、主人公はかつて出会った男を思い出す。当たり前だと思っていた二人の関係は、ある出来事をきっかけに静かに終わりを迎える。
『いっしょに帰ろう』(きゅう)
新しい家族を迎えたあの日、被災し家を失ったあの日。「家族にはなれない」二人を繋ぐ、ささやかな過去のお話。
『バクダンおにぎり』(しゅう)
雨上がりの花見の日、純は幼い頃に共に暮らしていた圭吾と時間を過ごす。母親や圭吾のそれぞれの想いに触れながら、純は自分にとっての父親像と、これからの関係を見つめ直していく。
『逆転の二丁目 ~異議あり!被告人はゲイよ!~』(けん)
主人公、屯田圭(どんだけい)はゲイの弁護士。ゲイ友達のヒロちゃんが冤罪で逮捕されてしまうが、主人公はヒロちゃんがゲイであることを立証して乗り切ろうとする――。
『僕の作るシュウマイはうまい』(かねこ)
チェロ奏者の金城晃は、ある朝突然警察に家宅捜索を受け、パートナーの根室が麻薬取締法違反で拘束されたことを知る。尿検査や取調べに翻弄されながらも、根室との日常をひとつひとつ思い返すがーー
『あの夜を迎えに』(ゆー)
地方都市に暮らす湊が恩師の葬儀で再会したのは、十二年前に別れた恋人・悠生(ゆうせい)だった。共に映画を志し、同じ部屋で夢を分け合った日々が、春の光の中で蘇る。なぜ二人の道は分かたれたのか。思い出の地を辿りながら、湊は封じ込めた記憶と向き合っていく。
ーー彼に伝えなくちゃいけない。あの日俺が、帰らなかった理由を。
