この小説、何点? AIに原稿を採点してもらったら
- 南1-2ホール | E-21〜22 (小説|短編・掌編・ショートショート)
- このしょうせつ、なんてん?えーあいにげんこうをさいてんしてもらったら
- 津森七
- 書籍|A5
- 30ページ
- 300円
- 2026/1/12(月)発行
創作のサポートにAIを使う……つもりがさんざんに振り回される、創作てんやわんやエッセイ。
文学フリマ東京の新刊制作の裏で何が起こっていたのか?
※こちらの作品は、他の作品との同時購入で300円→200円になります。試し読み
1.はじめに
文学フリマ東京41の新刊の締め切りを直前に控えたその日、私は心の底からふてくされていました。
なぜって? 一週間かけて改稿した原稿をAIに採点してもらったら、まさかのまさか、初稿より点数が下がっていたのです。
六十点満点中五十五点。……からのマイナス三点で五十二点。物語構成もキャラクター描写もテーマ性も読後感も、すべて一点ずつ下げられていました。
もうね、その夜は原稿なんてほっぽり出して、さっさと寝ようと思いました。でも、ふて寝をしようとした瞬間に思い出したのです。そういえば長文が得意だというあのAI、試したことがなかったな……と。
方向性を完全に見失った原稿と、刻一刻と迫り来る締め切り。
すこしだけ。すこしだけでも、何か気の晴れる一文でも得られれば、締め切りまでまだ頑張れるかもしれない。
そうしてダウンロードした新しいAIが、新刊の原稿につけた点数は──。
