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短編集 面面

  • 南1-2ホール | N-52 (小説|純文学)
  • たんぺんしゅう つらつら
  • 王木木、残夏
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 194ページ
  • 1,000円
  • 2025/11/23(日)発行

  • 書籍紹介

    ひとり9本、あわせて掌編18本を収録。
    書き出しの一文は全く同じでありながら、それぞれの解釈によって全く違うものが生まれる面白さを追求した実験的な短編集。
    自分たちだけでなく、友人からも書き出しをもらって、自分では書かないようなものも沢山出来ました。

    デザイン
    本屋さんに売っているような文庫本を作りたくて、カバー付きにしました。本体も色上質のびわ色を使うことで、より本らしく。せっかくなのでかっこいい箔押しも。
    カバー用紙:標準コート紙<135> 箔押:アバロンセレクト
    表紙用紙:色上質_びわ<超厚口> 
    本文用紙:淡クリームキンマリ<62>

    目次
    斜体は書き出しの一文。各掌編は全て、王木木、残夏の順に掲載。

    「もう二度と逢えないまま水平線をたどる、ゆりかごのように愛は満ちている。」
    あなたの湖面
    あかしの子

    「ほつれた糸を解くように水面が揺れて、魂がふっと軽くなる。」
    滔々
    わたしはアメンボ

    「陽炎、ささめき、落つる甘露が喉を焼く」
    相容れたい
    帰巣本能

    「興あることよ。さながら水面に投げし小石、波紋広がるがごとし。ならば、われもまた、一滴を落とさずや。」
    魔法使いの弟子
    生かされ花

    「AM2:00。『起きてる?』の連絡に起こされて、堪えれない欠伸をひとつ。」
    左利き
    かくして俺らはボニーとクライド

    「夜空に浮かぶミラーボールが星をきらめかせて、ぼくらは光の下でおどり続ける。」
    おはようのたび
    ひとがた流星群

    「一年に一回ね、年賀状が届くの。お互い元日に届くように、きっかり二十五日までには投函してね。そうすると、ああ、今年も楽しく過ごしていたのだなぁって何となくね、そう、お互いに伝わるのね」
    間男
    運命

    「波が立つ。潮騒が鼓膜を揺らし、朝の訪れを告げていた。」
    二十年と五か月
    潮騒と幽霊

    「薄暗い喫茶店の窓際の席は、ちょうど境目みたいで妙に心地がいい。」
    寄り道
    二人はエイリアン

    ---
    「書き出しの一文」を他者からもらって、
    ツラツラと文字を画面に打ちこんでいく。
    同じ始まりが全く違う終着点に行きつく。
    それがとっても面白いなあと思いました。

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