降星森記 第1集
- 南3-4ホール | い-89〜90 (小説|児童文学・絵本)
- こうせいしんき だいいっしゅう
- つんどく
- 書籍|文庫判(A6)
- 64ページ
- 500円
- 2025/11/23(日)発行
『降星森記 第1集』は、現実と幻想のあわいに生まれた四つの短編を収めた連作集です。
気候変動で変わりゆく世界と、初恋の苦い記憶が重なる心の喪失を描いた『珊瑚礁は限りなくブルーに近かった』、
それぞれ独立した物語ですが、全ての作品に流れるのは「記憶」と「境界」という共通の主題です。
詩と妖精の谷にある喫茶店で影のない大学生たちが、生と死の曖昧な宴に誘われる『詩人と妖精の谷』、
哲学ゼミの学生が森に迷い込み、石板の塔を登りながら、忘却の記憶と思考の境界を探求する『幾何の森』、
古書店の本が夢の広場と沈んだ都市へ導き、失われた記憶を暦に刻む『魂と暦の地図』を収録しました。海や森、谷や街に残る過去の響きと、未来の気配を追いながら、人間の内なる風景を詩的に描き出してみました。
