死者と生者と恋煩い
- 南1-2ホール | N-68 (小説|ファンタジー・幻想文学)
- ししゃとせいじゃとこいわずらい
- 葛生雪人
- 書籍|文庫判(A6)
- 180ページ
- 700円
- https://kakuyomu.jp/works/117…
- 2024/5/26(日)発行
- 僕らの『恋』に意味はあるのだろうか?
『死んだ人に恋をする。
死んだ人が恋をする。
それは僕らのものと何が違うのだろう。』
恋愛×ファンタジー×命。
生と死の狭間で、まっすぐに『恋』と向き合う人たちのお話。
世界観も登場人物も異なる4つの物語をお楽しみ下さい。
【1話 思い出巡り】
―死者にまつわる『思い出』を集めることでその人間を甦らせることができるという―
そんな世界で 大切な『彼女』を失った『僕』は、彼女の思い出を集める旅に出る。
彼女の思い出を持つ人たちと出会ううちに、『僕』の心にはじわりじわりと不安がはびこっていった。
【2話 ひつぎもり】
万年雪に覆われた山の中腹にある不思議な神殿。その神殿にある『奇跡の棺』で目覚めた男は、自分が一度は死んだものの 恋人の願いによってこの世に甦ったことを知らされる。
愛しい恋人に感謝と愛を伝えるべく、彼女がいるはずの故郷に向かうのだが……。
【3話 僕らに恋は必要か】
人は繁殖のための番(つがい)を見つけるために恋をする。
見つけたあと不要となった『恋心』に鍵をかけてしまう世界。
婚礼の儀を執り行う『鍵士(ハイラート)』であるトーテは、
式の帰り道、ある少女との出会いを思い出す。
【4話 コトノハ】
『御事参り(おことまいり)』というものがある。
オンコトの森にある大樹に 死者の名を記したコトノハを捧げれば
その死者と再会することができるという。
森の案内役を担っている少年カナギは、
御事参りを成功させた人々が見せる表情が気になっていた。
再会が叶って嬉しいはずなのに、
どうしてそんな『虚しい』というような顔で見送るのか。
どうしてふたたび会いには来ないのか。
