澄んだ地獄で笑いなよ
- 南1-2ホール | K-38 (小説|純文学)
- すんだじごくでわらいなよ
- 大滝のぐれ
- 書籍|B6
- 180ページ
- 700円
- https://www.pixiv.net/novel/s…
- 2024/5/19(日)発行
この世界はおれたちをことあるごとに透明化する。
(冒頭試し読み)
会社のバーベキュー。おれとカナタは川でおぼれて死にました。そういうことにしておいてください。勝手に帰ったし会社も辞めたし。でも実際はどっこい生きている。地獄は継続されている。
服を着たり脱いだりしながら、いちゃいちゃしたり髪を染めたりカナタのお兄さんと三人で海に行ったり昔好きだったやつの結婚式に行ったりいちゃいちゃしたりする日々。おれたちはふたりで楽しいし気持ちいい。どろどろのぐちゃぐちゃ、べちゃべちゃのずぶずぶになるのがいい。
幻滅した? こんなの聞いてないと思った? でも忘れてないか。おれたちは『特別』でも『括り』でもない。皆と同じ『ひとり』だよ。
死にかけた男ふたりが、笑い合って送る生活。そのしあわせと怒り、悶々とした日々の日常系。
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死にかけたけど生還し付き合い始めた成人男性ふたりの長い日常語り、そこに含まれるあらゆる幸福や怒りや快楽や絶望、失敗の話です。
性描写多め。
