掴めない少女の胸の奥を、噂話だけが撫でている。
【あらすじ】
叢怜女学院高等部に通う天野桜月は、いつもラジオを聴いていた。
ある日の帰り道。桜月は監督生の長津明日と出会う。
彼女は校内の噂話について調べ回っていた。
都市伝説『音を編む少女』
──
歌声にまつわる不可思議な現象、不自然に育つ噂、消えた痕跡。
調査に巻き込まれていく桜月はまだ知らなかった。
この噂話が、自分の中の何かに触れることを。
架空の都市『枯手水市』で、音に祈りを込め、超能力を操る
『
共鳴能力者』たちの学園ミステリーが、幕を上げる。
【こんな方にどうぞ】
- 何を考えているかわからない主人公を追いかけたい方
- 学園ものの、静かな不穏さが好きな方
- 超能力を使える学生が出てくる話が好きな方
- 噂話・都市伝説・伝奇モチーフに惹かれる方
- 伏線回収の快感を味わいたい方
- 感情の機微を余白から読みたい方
【生成AI利用について
――私は著者たり得るのか】
本作は、生成AIと一緒に書きました。
ただ、書かせては「違う」と蹴り返しました。
解釈違いだ、この子は今こう考えているはずなんだ──
そう言って、提案を断り続けていました。
そんなやり取りの往復を繰り返すうちに、
頭のなかにずっといた少女たちの輪郭が、一人ずつ立ち上がってきました。
この「解釈違い」とは、一体何なのか?
問いを立て、考えて、ひとつの結論にたどり着きました。
却下の先にあるものこそが、自分の書きたかったものなのだと。
AIに書かせた小説を、自分の作品と言えるのか──
そんな問いに対して、私はこう答えます。
何を断るべきか知っているなら、その人は著者そのものです。
幾重もの却下によって磨き上げた物語を、お楽しみいただければと思います。