このZINEには4人が寄稿しています。
テーマは『誕生』です。
ただし、ここでいう『誕生』は、必ずしも何かが生まれる瞬間そのものを描く、という意味ではありません。
それぞれの書き手がこの言葉から連想したものを、それぞれのスタイルで自由に書いています。
ある人にとっては、命の始まりかもしれません。
またある人にとっては、感情の芽生えや、関係の始まり、あるいは何かが壊れたあとに立ち上がる新しさかもしれません。
同じ言葉から出発しながらも、4人の作品はまったく異なる表情を見せています。
その違いも含めて、この一冊を楽しんでいただけたらうれしいです。
この本は、はちゃめちゃ文庫にとって初めてのZINEでもあります。
2025年11月の文学フリマ東京41への参加をきっかけに生まれ、今回のその後、文学フリマ東京42にも参加するなかで、私たちにとって「場で出会うこと」や「手渡しできる本をつくること」の意味を、あらためて考える機会にもなりました。
商業出版とも、個人の冊子とも少し違う場所で、書き手それぞれの声が並び、ひとつのかたちになること。
その試み自体もまた、ひとつの「誕生」なのかもしれません。
この小さな一冊が、読み手にとっても何かの始まりになれば、うれしく思います。
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