・インターネット美学と催眠音声のルーツを辿る、トランス系評論
・本誌に加えて、ステッカー2枚セット付。
・表紙はレンチキュラー印刷の特殊素材で、傾けると絵柄が変わります。
【目次】
第一章 ホラーとは別の仕方で
漂流する記憶の装置/恐怖の先にあるもの/催眠音声とトランス的快楽/感性学としての再定義
第二章 Post-Genre Aestheticとしての”Internet Aesthetic”
「ジャンルから美学」へ:Post-Genre Aesthetic/なぜ「美学」でなければならなかったのか/そもそも「ジャンル」とは何か/準-客観と中心の喪失:雰囲気学と匂いの哲学/雰囲気の美学の要旨と発展/辺りに漂う匂いの美学/『表徴の帝国』における「中心の不在」/コアの美学に「コア」はあるか/ジャンルではなくムーブメントとして/コアの美学とノスタルジー、そしてホラー/オープンソース化された記憶の断片
第三章 催眠音声に「美学」はあるか─トリップ・トランス・オーガズム
音声メディアをとりまく現況/催眠音声はどこから来たか/赤いリボンのリコ/「催眠オナニー気持ちよすぎ」スレ/第一次催眠音声ブーム、個人サイト時代、DLsite時代/ASMRの流行と催眠音声冬の時代/催眠音声の定義論/自己暗示が生み出す「催眠的美学」の成立
第四章 トランス的快楽と弁証法的領域
Internet Aestheticと催眠的美学を結ぶ糸/「現代の瞑想装置」としてのトランス的快楽/Post-Genre Aestheticとしての弁証法的領域/おわりに