野村健(のむら・けん)には、神様が丁寧に作ったような超絶美形の幼馴染・高取泉(たかとり・いずみ)がいる。 朝起こしに来るのも、毎食同じ食卓を囲むのも、深夜のコンビニバイトに現れるのも、健にとっては昔から変わらない「当たり前の日常」だった。
しかし、ある夜から、健の「当たり前」は少しずつ形を変えていく。
泉に向けられる周囲からの好意への苛立ち。
鈍感だった健がようやく己の感情に気づいた時、泉が隠し持っていた、重くて甘い「執着」が暴かれる。
※2018年に発行した本を、今回の文学フリマ東京42に合わせて再版しました