こちらのアイテムは2026/5/4(月)開催・文学フリマ東京42にて入手できます。
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散りし花の残り香に

  • 南3-4ホール | う-74 (小説|SF)
  • ちりしはなののこりがに
  • 蒼桐大紀
  • 書籍|B6
  • 170ページ
  • 1,500円
  • 2026/5/4(月)発行
  • 閉鎖都市、仮想世界、ポストアポカリプス、そして静かな終末――。 

    灼熱地獄と化した地球に生き残った人々が暮らす閉鎖型ドーム都市テラリウム・シティ東京で、笠原千咲は大学でのトラブルに落ち込んでいた。そんなある日、避難所にしていた公園で浮き世離れした雰囲気を持つ同級生、香村依沙菜と出会う。
    依沙菜と共に過ごすうちに自分の居場所を見つけていく千咲だったが、穏やかな時間はゆっくりと、そして確実に避けられない別れへと向かって流れて行く。やがて、千咲は依沙菜とテラリウムに秘められた真実に接することになる。
    閉鎖環境における管理社会の真実と女子大生二人の心の交流を描いた表題作『散りし花の残り香に』ほか、二人の大切な思い出に悲劇を繰り返さないための祈りを込めた『もう帰れない夏の日に』、ポストアポカリプス・メカアクション・コメディ『まだ知らない』、そして終わり行く世界で出会った少女たちが見出した絆の形を描く『終わる眠りのいとまに「おはよう」』

    2022年から2024年にかけて執筆したSF短編に大幅改稿をくわえ、さらに書き下ろし一編を追加した四編を収録した蒼桐大紀初のSF短編集です。
    収録作品の多くは現実の地続きであるかのようなSF世界を構築しており、キャラクター同士の心のふれあいにスポットを当てています。みずみずしい文章でつむがれる手触りの感じられるSFをお楽しみください。

    以前より「作ります」と言っていたSF作品集をようやく出すことができました。
    百合SF作品集と言うべき一冊になりましたが、『よいあめふわり Rainy Yell(Ale) Jam Sessions』に引き続き「女の子同士の信頼と互いを尊重する気持ちによる結びつき」を描いています。
    とくに『終わる眠りの暇に「おはよう」』は、こうした蒼桐の百合観が良く表れた作品となっており、SFとしても代表作と言って差し支えない出来映えとなっています。

    シリアスで湿度の高い作品が多めですが、カラッとした明るいコメディも収録されておりますので、さまざまなSFを楽しんでいただければ幸いです。





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