オーストラリアの作家コリー・テイラーの遺作「DYING a memoir」の第二章を日本語に翻訳しました。
※第一章の日本語版は既に頒布中、第三章は8月に頒布開始予定。
コリー・テイラーは、2016 年、亡くなる前数ヶ月間に最後の力を振り絞って『Dying: A Memoir』を書き上げ、出版後まもなく、家族、友人に囲まれて 61 歳で亡くなりました。
9ヶ国語に翻訳・出版
2017 年ステラ賞最終候補作
「バラク・オバマ大統領が選ぶ 2017 年お気に入りの本と音楽」選出作
オーストラリア、メルボルン・シアター・カンパニーにより演劇化され2025年10月25日~11月29日上演
六十歳のとき、コリー・テイラーはメラノーマによる脳腫瘍で死を迎えようとしていた。もはや治療の方法はなく、体重は隣人の飼うレトリバーよりも軽くなっていた。衰えていく身体の中で彼女が語るのは、まもなく自分は死ぬのだと知ることの経験――そこにある無防備さと強さ、勇気と謙虚さ、怒りと受容である。わずか数週間のあいだに、圧倒的な創作の高まりの中で書き上げられたこの力強く美しい回想録は、死が私たちに何を教えるのかを、澄みきった眼差しで描き出している。テイラーは錯綜する自らの感情を綴り、両親の生と死を思い返し、そしてなぜ自分の死のあり方を選びたいのかを探っていく。テイラーの最後の言葉は、誰にとっても避けられない最も困難なことについて語るための言葉を、読者に与えてくれる。そして『Dying: A Memoir』は死について深く心を揺さぶる瞑想であると同時に、人生へのユーモラスで賢明な賛歌でもある。
「爽快で美しく、並外れた知的・道徳的厳格さを備えている」--ジェニファー・シニア(ニューヨーク・タイムズ)
「回想録であると同時に、西洋社会と死との関係における機能不全を明らかにしている」ーーアリス・オキーフ(ガーディアン)
「死をめぐる議論において重要な一冊となる運命」ーーニューズ・ウィークリー誌
「終末期ケアに新たな視点をもたらした一冊」ーーパブリッシャーズ・ウィークリー誌