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還れない森と黒のいる丘

  • 南3-4ホール | き-86 (小説|ホラー・怪奇)
  • かえれないもりとくろのいるおか
  • 月城玉菜
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 54ページ
  • 500円
  • 2026/2/9(月)発行
  • ――帰れない場所がある。けれど、還れる“気配”もある。
    『還れない森と黒のいる丘』は、 旅と祈りの幻想譚と、静かな余韻の掌編、二作を収録した物語集です。 喧騒や戦いの派手さではなく、 「命の声」「喪失」「赦し」「待つこと」を、やわらかな筆致で編み上げています。

    収録作品
    一.望郷の森のエルフ
    森の神樹に仕え、神託を“言の葉”へ写す役目――葉詠(ようえい)。 その葉詠であるエルフ・リセルは、禁を破る神託を受け、森の外へ旅立つ。
    人の町で出会う孤児院の炎、 ドワーフの坑道で眠る“亡国の王”の声、 そして竜の眠る地ラシェルでの静かな封印――。
    旅の果てに待つのは、栄光ではなく、 「祈り続けた者」だけが辿り着ける、孤独と温もりの結末。
    二.黒のいる丘
    村を見下ろす丘に、いつからか現れた一頭の黒い馬。 誰にも捕まらず、丘から降りず、ただ“そこにいる”。
    季節が巡り、噂が濁り、欲と恐れが村を染めていく中、 語り手だけがその存在を見守り続ける。
    そして満月の夜―― 黒は迎えを得て、空へ還る。 静かで、透き通るような余韻が残る掌編です。

    本作の魅力
    祈り/旅/神話性を軸にした、やさしい幻想文学(「望郷の森のエルフ」)
    “説明しすぎない”筆致で心に残る、静かな奇跡(「黒のいる丘」)
    読後感:切なさ/浄化/余韻(ホラーではなく、静謐な物語寄り)
    ファンタジー好きだけでなく、短編で沁みる話を探している方にもおすすめ

    本の仕様
    収録:2作品(幻想長編寄り+掌編) 発行日:2026年2月9日 サークル:アンジュ+月城玉菜 著者:月城玉菜 印刷所表記:株式会社栄光(奥付記載)

    ご注意(内容傾向)
    暴力・残酷描写は主軸ではありませんが、 作中に「焼失」「滅亡」「死者」「喪失」などの要素が出てきます。
    いわゆる“爽快系”ではなく、静かに沁みる余韻重視です。

    こんな方におすすめ
    神話・精霊・竜など、静かなファンタジーが好き 「旅で世界の声を聴く」タイプの物語が読みたい 優しい文体で、喪失や祈りを描く作品に惹かれる 短編で、読み終えたあとに風の匂いが残る話が好き

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