"もしもだよ。推しの顔が悪くなったら、推すのをやめる?幻滅する?それとも、顔じゃなくて中身が好きだから、推し続ける?悪くなるっていっても、老化とか、整形に失敗とか、そういうレベルじゃないよ。もう跡形もなくぼこぼこに、不細工よりもっと酷くて、言葉は悪いけど人間の顔であるかどうかも危うい、そういう顔になったって、考えてみて"
顔面国宝と呼ばれた人気アイドル・はるるんの顔が、病をきっかけに豹変した。しかしはるるんは、その"醜い"顔のまま、アイドル活動の続行を宣言する。
私は、はるるんの顔が好きなんじゃない、はるるんそのものが好きだから。そう言い聞かせて推し活を続ける主人公マリナだったが……
心の美しさは顔に表れるのか?
「みんな違って、みんな美しい」という考え方は正しいのか?
顔だけ好きじゃ、なにがダメなのか?
ドルオタの女の子たちを描く、ルッキズムをテーマにした小説です。