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この作家が好きな人におすすめ:村上春樹、相米慎二、ジーン・リース、ヴァージニア・ウルフ、ポール・オースター、安部公房、村上龍、手塚治虫、
概要
コンセプトの話をすると、まず最初に取り掛かる時、自分の創作の技術や姿勢として、いつも意識的・無意識的に避けている部分、見ないようにしている部分があるのをいつも感じていた。今回はそれと向き合おうと思った。苦しくとも、その側面に取り組まなければ見えない領域があると思った。そして不思議なことに、そういった創作におけるコンセプト(というか目標)が、自然とこの本で描かれる物語のコンセプトそのものとも重なった。
つまり、自分や他者の中の、見ないようにしている一面や見えない一面にこそ対峙して、そこから発せられる呼び声に耳を澄ますこと。或いはその面に自ら踏み入り、自ら声をあげること。前作は大学四年間で作った短編を集めた作品集といった体になっていたが、今回は短編集全体としてそのような一つの芯の通ったものになったと思う。
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