たとえそれがゴミのようなものだったとしても
- 南1-2ホール | U-31 (小説|純文学)
- たとえそれがごみのようなものだったとしても
- 奥泉桃香
- 500円
- 「たとえそれがゴミのようなものだったとしても」
ある日突然、私の身体は半透明のゴミ袋になっていたーー
初公開・初書籍化の短編小説です。
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「火曜日の早朝にはここを出なきゃ」
そう覚悟を決めた私の身体は、半透明のゴミ袋だった。
ダイス、アンチトラガス、インナーコンク、ヘリックス。
穴だらけの私の身体からは、人として真っ当に生きていくための大切な何かが少しずつ流れ出てしまっているようで、それを悟られないように精一杯口角をあげて、大きな声で目を見て挨拶をし、ネットで見かけた流行りの言葉を使って、必死に二十代前半一般人女性を演じていたーーー
