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構築された仏教思想 龍樹 あるように見えても「空」という

  • 南1-2ホール | K-14 (評論・研究|現代思想・哲学)
  • こうちくされたぶっきょうしそう りゅうじゅ あるようにみえてもくうという
  • 石飛道子
  • 書籍|B6
  • 1,400円
  • 2010/9/20(月)発行
  • ゴータマ・ブッダが説いた「縁起」の思想を、「空」という概念でもって再定義した龍樹(ナーガールジュナ)。

    本書では、その生涯や主要著作を紹介するとともに、龍樹がブッダの教えを正しく継承しながら、「菩薩」として衆生の救済のために独自の論理と法――「中道」と「空」を提唱したことを詳述する。
    龍樹の思想的独創性が掴める一冊。

    石飛道子
    1951年(昭和26年)、北海道に生まれる。
    北海道大学大学院文学研究科東洋哲学専攻博士課程単位取得退学。
    現在、北星学園大学非常勤講師。専攻はインド仏教、中観思想。
    著書に『インド新論理学派の知識論――「マニカナ」の和訳と註解』(宮元啓一氏との共著、山喜房佛書林)、『ビックリ! インド人の頭の中――超論理思考を読む』(講談社)、『ブッダ論理学五つの難問』(講談社選書メチエ)、『龍樹造「方便心論」の研究』(山喜房佛書林)、『ブッダと龍樹の論理学――縁起と中道』(サンガ)、『ブッダの優しい論理学――縁起で学ぶ上手なコミュニケーション法』(サンガ新書)、『龍樹と、語れ!――「方便心論」の言語戦略』(大法輪閣)がある。

    【目次】
    第一章 龍樹伝説と龍樹の主要作品
    1 謎の人物龍樹
    2 『大般涅槃経』は道しるべ
    3 龍樹の誕生・龍樹の出家
    4 龍樹の悟り
    5 龍樹の活躍とその死
    6 龍樹の主著『中論頌』
    7 仏教論師の仕事
    8 大乗菩薩の仕事

    第二章 ブッダの縁起と龍樹の中道
    1 論理と法の地で
    2 縁起と無我
    3 中道と空
    4 有無二辺の中道は菩薩の道?
    5 「有る」という極端と「無い」という極端
    6 想いやことばの世界――戯論
    7 虚無論者か詭弁論者か
    8 ブッダは何も説かなかった?

    第三章 中道の論理と空の世界(聖者の世界へ)
    1 後のものを先にしてはならない
    2 あるがままに観察すると
    3 想いを想うと
    4 存在(バーヴァ)と自性(スヴァバーヴァ)
    5 自性があるとき他性がある
    6 中道というものの見方
    7 空・無相・無作の三解脱門
    8 聖者の境地――無生法忍

    第四章 仮設と四句分別の論理(凡夫の世界へ)
    1 縁起と空性と仮設
    2 『般若心経』も空性を説く
    3 執って仮設すること
    4 観世音菩薩は空性を語る
    5 沙門の道と菩薩の道
    6 人々の利益のために
    7 一切の見解を捨て去ること
    8 去る者と去らざる者
    9 去る者は去らない
    10 四句分別

    第五章 無諍の立場と菩薩行
    1 思想の花咲く龍樹の時代
    2 ほんとうに論争はあったのか
    3 龍樹の好敵手チャラカとニヤーヤ学派(無諍の立場)
    4 「自性」のもとに整えられた哲学説(一切智者の視点)
    5 菩薩行と願
    6 菩薩は涅槃の証をとらず
    7 龍樹以後、仏法を伝えた人々
    8 中国、日本への影響――八宗の祖師
    9 親鸞と易行道

    あとがき

    ISBN:9784333024612
    出版社:佼成出版社
    発売日:2010/9/20

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