あの、よりみちが
はじめて「作」と「絵」を手がけた、心の絵本。
『ぬぬのものがたり』
──そこは、着ぐるみが必要な人だけが迷い込む世界。
不思議な場所
着ぐるみ職人のぬぬ。
彼は、今日も静かに、針を手にしている。
言葉の代わりに、針を持って。
涙のあとをなぞるように、糸でやさしく縫ってゆく。
なぜ彼は、着ぐるみをつくるのか?
それは「ほんとうの自分」を守るため。
誰にも見せられなかった心を、包むため。
この物語は、世界からこぼれ落ちそうな心を抱えたすべての人に向けた、静かな祈りです。
うまく話せない日も、
涙が止まらない夜も、
ぬぬはそっと、そばにいてくれる。
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