こちらのアイテムは2025/11/23(日)開催・文学フリマ東京41にて入手できます。
くわしくは文学フリマ東京41公式Webサイトをご覧ください。

真の色

  • 南1-2ホール | W-14 (小説|純文学)
  • しんのいろ
  • 比暮ななみ
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 600円
  • 「このまま仕事に没頭し続けていたら、男になれないだろうか。」

    女であることで男に勝てないと思っているブラック企業勤めの雫。
    生理/性的な目/感情的な思考が先まわること。
    彼女にとって仕事上それら全てが邪魔で、子宮がなくなれば、女じゃなくなれば、
    それらと決別できると信じてやまない。
    そして、その決別さえすれば正当な評価を得られるとも信じている。

    一方で雫の同僚である澤村は、男で、体格に恵まれ、体力もあった。
    雫は澤村がその性別に生まれ、その見た目に生まれたことがあまりにも羨ましかった。そして、憎かった。
    いつも大きなことを任されるのは彼だ。雫はいつもそのサポートに回されるばかりであった。
    でも、澤村はその扱いを望んではいなかった。
    彼は、ただ、かわいいもの、例えばピンク/マイメロ/うさぎ/ふわふわ、そういう見た目に似合わないものが好きで、
    社会的地位など何も求めてはいない。生きていける給与さえあればそれでよかった。
    でも、それを周りは許してくれない。
    二人とも自認とは許されない環境に身を置き、そして自身を削られていく。
    自身を削られた先に、果たして救いはあるのか?

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