こちらのアイテムは2025/11/23(日)開催・文学フリマ東京41にて入手できます。
くわしくは文学フリマ東京41公式Webサイトをご覧ください。

汽水域

  • 南3-4ホール | け-62 (小説|アンソロジー)
  • きすいいき
  • 青麦照らす 朱羽未紗 a個 鐘白 河原こいし 釈迦堂入史 しゅんた soyokaze チワ なまむぎなまこ 蒔田涼 眞琴こと 末路
  • 汽水域の序文です。

    重なり合う、個性の汽水――

    「汽水域」は二〇二四年の文学フリマ東京39にて文芸中心のZINEとして創刊しました。 「この人の文章、好きなんだよな」「この人が書く文章を読んでみたいな」と思う方を中心に声をかけ制作し、その中には長く創作活動をしている人がいた一方で、文章を書く活動を全くしていない人もいました。そうしてできあがった一冊は全体的に初々しさもありつつ、初めてとは思えない意外な才能が発掘された側面があり、なかなか侮れないものになりました。 「いい思い出になった」「おなかいっぱい」とおっしゃる方がいた一方、「また書いてみたい」「イラストで参加だったけど、次があるなら小説を書いてみたい」という声もありました。そんな声を受け「汽水域」を書き慣れていない方でも参加できる場にし続けたいと思いました。もちろん寄稿者全員をビギナーの方に! とはいきませんが、いろいろな方の個性の重なり合う汽水域となるような本をまた作りたいと思い、第2号の企画を立ち上げました。


    「書いてみたい」を叶えるアンソロジー


    ビギナーにこそ発表の場がなくてはいけないと「汽水域」は考えます。でも書いたままを発表すればいいわけじゃないとも考えます。構想を練って、書いて、チェックして、書き直す。一人で、時には誰かと一緒に作品を磨き上げていく、その過程に意義があると信じています。必ずしも上手である必要はありません。「汽水域」は私の、誰かの、あなたの「書いてみたい」を叶えるアンソロジーとして、そんな過程を大事にする発表の場でありたいと思っています。


    だからこそのダブスタ

    一方で創作が初めてではない方には、ある程度のレベルの作品をご提供いただくよう求めています。納得のいく形になるまで手直しをお願いするケースもあります。本としてのクオリティを引き上げビギナーの方を牽引できる作品が集まらなければ、お金を払って買っていただくものとしての責任を果たせません。ここが一番難しいところですが、今回はうまくいきひと安心です。


    セレクトショップ


    バイヤーが「いい!」と買い付けた商品が並ぶセレクトショップ。「汽水域」ってセレクトショップみたいですよねって言われたことがあります。たしかに、編集目線で「いい!」と思った作品を掲載しています。今回小説はエンタメ色の濃いものから文学色が濃いものまで幅広く集まりました。詩歌作品も加わり、どこから読んでもお楽しみいただける文芸ZINEになりました。


    水素から海まで


    限りなく難易度をゼロにするために、今回の「汽水域」ではテーマではなく条件を設けることにしました。それは作品の中に水に関する言葉を入れること。登場人物に水を飲ませてもいいし、登場人物が水野さんでもいい。真水でもスープでも、水素でも海でも。状態は問いません。もちろんテーマにしてもOK。読みながら、どんなところにどんな水が出てくるか探してみてくださいね。 それではどうぞ、お楽しみください。

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