赤松
- 南3-4ホール | ち-57〜58 (ノンフィクション|エッセイ・随筆・体験記)
- あかまつ
- 坂口恭平
- 2025/12/1(月)発行
まだここに何もなかった頃。どれくらい前のことか、私の話はちょっとうろうろしてる。ずっと忘れてたのかもしれない。まだそこにいるんだけどね。
もうここにはない海。とんでもなく大きな森。
なんでもつくれるおっちゃん。いつも一緒にいたタカノ。
夜トロッコに乗り込んで、ふたりならどこまでも行くことができた。
風はどんなことがあっても死ぬことがない、と話していたばあちゃんは誰だったんだろう。
見上げると、赤松の葉っぱが揺れていた。
自身の短篇小説をもとに描かれた著者の創作の原点となる、漫画にしてまさに文学。
オールカラー上製本の絵本仕立てで、ずっと手元においておきたくなる特別な一冊に。
*原作となった短篇小説の付録つき
