幻獣短歌 第二号 目次
はじめに 川野芽生
短歌連作 7首、12首、20首
花束は切られたばかり 宮下さゆり
これがそうです、 品川佳織
少年の日 塚本健司
成型 佐取
Luminous Aquarium 月山白蘭
生存を続行 沖永絢子
water 雨谷詩穂
つめくさの戴冠 谷真樹
overflow はすみ
雲と書架 髙木そよこ
Kaleidoscope 小泉紀乃
遊星エオには未到達 とかげ彗
おもちゃ箱に住む もくたくも
家霊 西岡宇行
ソーダの瓶を 金原弓起
Pax Insectana 沼谷香澄
埃だらけのすももに寄せて 川野芽生
破滅するバージョン 天野奏
食卓 松澤もる
一首評
鳥籠に鳥あらぬ日よ春草の萌え白き野にまなこ放てる 葛原妙子【評者:宮下さゆり】
大丈夫なのは知ってる 話半分に聞くから打ち明けてみて 岡野大嗣【評者:月山白蘭】
生れしことまぐはひしこと雪の夜の歯車あをくしづかに燃えて 永井陽子【評者:ヨノハル】
「これで、おしまい。夏の夜の10時半。北の愛人。ヒロシマ、私の恋人。」 瀬戸夏子【評者:沼谷香澄】
海の日は移動祝祭日だから今年のハルは海の日生まれ 小俵鱚太【評者:もくたくも】
評論
『人形歌集』試論──約束への道程 西岡宇行
ダンスと短歌は同じ方向へ歩めるか?
~ ピナ・バウシュ、ローザス、平岡直子 ~ 沼谷香澄
「巻き込まれ」の機序 ―筏井嘉一「銃後百首」の場合 松澤もる
題詠
「造語」20首
後記