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Freesia

  • 南3-4ホール | う-19 (小説|ファンタジー・幻想文学)
  • ふりーじあ
  • 時雨 縹
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 388ページ
  • 1,500円
  • 2025/9/8(月)発行
  • フリージア、今あなたはどこにいるの。
    あなたがいない世界は、酷く寒い。


    煌びやかな街に隠れるようにして位置する「裏」地区。そこは、常識や倫理の通じない治外法権区域であった。力、美貌、金、運だけが生や自由を左右させる場所で、少年・煌輝は他者からの依頼を受けることで、食いつなぎながら生きていた。
    金さえあれば盗みでも殺しでも何でも行う彼の元に、ある日新しい依頼が舞い込んでくる。それは、人体実験施設に攫われた子どもを助けてほしいという依頼だった。

    子どもを救い、成り行きで子どもと生活するようになった煌輝は、いつしか子どもに対して感じたことのない感情を持つようになっていた。どうか、子どもが泣かないで済むように、共に穏やかに過ごせるようにと願う彼の背後に、魔の手が迫る。

    再び攫われる子ども。壊滅させたはずの人体実験施設。そして、煌輝を探す怪しい人物。
    すべての謎が解けた時、子どものために煌輝が選んだ答えとは。

    ――手のひら越しに感じる子どもの体温が、彼の体温と混じりあって己と子どもの境界線をなくしていく。
    その心地良さを知ってしまったら、どうにも手放せなくなってしまったのだ。

    これは、愛を知らなかった二人が手探りで愛を与え、愛を返そうとする、不器用で優しい愛の物語。

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