こちらのアイテムは2025/11/23(日)開催・文学フリマ東京41にて入手できます。
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東京STATION×焼鳥NIGHT

  • 南3-4ホール | き-47 (小説|短編・掌編・ショートショート)
  • とうきょうすてーしょん やきとりないと
  • 出雲 邑 | 鈴木 桂 | 橘 志津子
  • 書籍|A5
  • 70ページ
  • 500円
  • 2025/11/23(日)発行
  • 東京駅丸の内口を出ると、正面に行幸通りを据え、右に新丸ビル、左に丸ビルが構えている。その姿はまるでゲートのよう。
     その新丸ビルにある焼鳥レストランが、アンソロジーの舞台になっている。

     12月1日。同じ店に、同じ時間に居合わせた2人組たち。
     あるテーブルではかつての恋人同士が別れてから30数年を経て、とある重大なきっかけをもって再会した。後悔し続けた男がこぼす言葉を、女が静かに受け止めている。あるテーブルでは30年来の友人同士でもある女性2人が、夜景とワインに酔いしれながら互いの友情の再確認をし合っている。またあるテーブルでは泌尿器科の医師と、普段なぜか船長のコスプレをしてYouTube配信している精神科医の男性カップルが、不器用に愛をぶつけ合っている。
     よくあるレストランでの光景かもしれない。けれどそこでは様々な会話が交わされ、東京駅はあまりにも多くの人生が行き交うのを、ただ静かに見守っているーー。
     そんなひとときを切り取ったアンソロジー本です。
     以下、収録作品を紹介します。

    『そしてときがあふれだす ~As time goes by』

     50代も半ばを過ぎた野島遼太郎と川嶋桜子は高校3年生の時につき合い始め、大学で遠距離となりやがて別れてしまう。しかし遼太郎は長い間桜子の面影を引きずり、桜子は別れた直後に大きな秘密を抱えることとなった。その秘密がきっかけで30数年振りに再会した2人。もうお互い家族を持っている。だけどいつも心の片隅にいた、大好きだったあなたーー。
     東京駅の夜景を眺めなら焼鳥を味わいワインを飲み交わし、あの時どうすればよかったのか、2人の心は揺らぐ。
     時を戻せない2人の交わす切ない会話と、それでもそれぞれの人生を生きていく物語。

     ※こちらのお話は、同時発行の『22時の肖像、東京駅の片隅で』に収録されている「ときはめぐりて、つむぎゆく ~Fries for two」のSideAになっています。もちろん片方だけでも十分完結しますが、両方読んで頂けるとより一層お楽しみいただけます。

    『Tokyo×Night×Mermaid Ladies』

     《今、目の前にいる相手が貴女であることを私は心から幸せに思う》

     カオルとヨリ子は高校時代からの親友。性格が全く違う2人だが、50歳を過ぎた今も一緒に食事をしたり旅行に行ったりする仲だ。
     大人になってから続く友情とそうではない友情の境目はよく分からないから『腐れ縁』という言葉で片付けていたけれど、極上の夜景と美味しい料理が2人にポロッと本音を言わせてしまう。
     長く続くにはワケがある。アラフィフ女性の友情再確認ストーリー。

    『12月1日』

     12月1日。世間は年末に向けて動き出す。終わりに向けて流れる月に、新たに始まるものを見つけるのは難しい。東京行きの新幹線に乗っているすずと宝も、交際の終わりを予感している。大宮駅を過ぎた頃、宝が新丸ビルで焼鳥を食べないかと提案する。最後の晩餐になるかもしれない焼鳥は、2人の関係にどう作用するのか?岐路に立つ医師ゲイカップルの心情を追う疾走感あふれる物語。

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