窓の外に蜘蛛が巣を張っていたから、此の時何か自らの身にあった事を書いて見ると云う心があったので、それでそこにその蜘蛛が巣を張っていたので、その蜘蛛を良く二階の窓の電信柱の線と線との間に張ったその蜘蛛の事を確めて見る事にした。此れらはある書き手の明治大正昭和の頃に書かれてなすった方に依る所があって、それから蜘蛛の事を見始めてからは恐らく二日か三日はどうであったか、その蜘蛛は巣の真ん中に居て、いづれの時もその巣の真ん中からは動く事は無かったに思えるけれども、若しかしたらその隙間に何処かへ行ってしまっていたかも知れないが、只あまりと云うより全く動かないのであったから、そこで心付いた時にでも見る事にして、
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いくつかの思い出話と、二日ほど旅行に行った話とをまとめたものであります。
既刊本です。
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