ぼくのがっかりした話
- 南3-4ホール | ね-26 (評論・研究|その他)
- ぼくのがっかりしたはなし
- セルジョ・トーファノ
- 書籍|新書判
- 160ページ
- 1,400円
- https://www.hanmoto.com/bd/is…
- 2021/8/30(月)発行
- 小学校の卒業試験に3回も落第したベンヴェヌート少年に手を焼いた両親は、家庭教師をつけて勉強させることを思いつく。しかしベンヴェヌートのもとにやってきた12人の家庭教師はいずれも、少年の勉強のできなさ加減に音を上げて去って行く。
そんななか現れた13番目の家庭教師パルミーロ・メッザネッラは、勉強がわりにお伽噺を話す風変わりな青年だった。ベンヴェヌートはその家庭教師の話すお伽噺にすっかり魅了され、やがて家庭教師が持っていた一歩で30㎞進むという魔法の靴を奪い、お伽話の世界の探検に出発する。
しかしそこでベンヴェヌートが出あうのは、おなかをこわして肉食をやめた人食い鬼、財産を失って没落したアラジン、不眠症に悩む眠れる森の美女、赤ずきん家で下男として働く狼などなど、お伽噺とはかけ離れた状況の登場人物ばかり!
ベンヴェヌート少年は夢の世界との落差にがっかりしつつ、あとを追ってきた家庭教師とともに城を追われたシンデレラの救出に向かうが……。
歴史と言葉の狭間に埋もれた作品に光をあてる「シリーズ 再生の文学」第1弾。
イタロ・カルヴィーノ『マルコヴァルドさんの四季』の挿絵でも知られるイタリアの演劇人、映画監督、挿絵画家として著名な鬼才セルジョ・トーファノによる、ユーモアとペーソスに富んだ小説。本邦初訳。
