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文学フリマ東京41出店者
草露の宿り(ブース: く-30)
陽だまりの幽霊
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陽だまりの幽霊
南3-4ホール | く-30 (小説|短編・掌編・ショートショート)
ひだまりのゆうれい
砂金葉之
書籍|文庫判(A6)
500円
2014/11/24(月)発行
幽霊だ。幽霊を見てしまったんだ。
自分の信じていた世界が引っくり返るという経験をした時、人はどう対処するものなのだろう。しかも短期間でそれが二度も起こったとしたら。(一度目は言わずもがな、バンドがなくなってしまったことだ)
その経験者として言わせてもらうなら、まずはきっと引っくり返った世界を否定するだろう。そして、逃避するだろう。でも大抵の場合、結局は感情の激動もなくそれを受け入れることになる。何故ならもう、引っくり返った世界の方が、当たり前のような顔をしてそこにあるのだから。
おれが安さにつられて入居したアパートは、幽霊付き物件だった。もうこれは否定しようのない事実だ。だって、見てしまったんだから。(表題作「陽だまりの幽霊」より)
短編集
122頁
全八編
郷愁を満たす光景を得た時、旅人は果たして旅を続けられるか?(「NO TITLE―あるいは非諦観的な影法師達のノスタルジア―」)
暗い森の道を行く少女と、少女に恋をしている狼の物語(「赤頭巾ちゃんを愛した狼」)。
美しさと棘に引き裂かれた茨を愛する詩(「詩編」より「貴婦人とバラ」)。
――一作目にも増してとりとめのない二冊目の短編集になります。現実というには御伽噺で、御伽噺というには現実的な物語たち、気軽にお手にとって頂ければ幸いです。
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