神の愛した男
- 南3-4ホール | お-92 (小説|BL)
- かみのあいしたおとこ
- PAULA0125
- 書籍|A5
- 336ページ
- 2,800円
- https://kakuyomu.jp/works/168…
- 2021/11/21(日)発行
その時、盲人の目は開かれ、耳しいた者の耳は開けられる。その時、足萎えは鹿のように跳ね、唖の舌は喜び歌う。荒れ野に水が湧き出し、荒れ地に川が流れるからだ。焼けた地は沢となり、潤いのない地は水の湧く所となり、ジャッカルの伏した塒は、葦やパピルスの茂みとなる。
(本文より抜粋)
生まれつきの穢れとして疎まれた子供六人。彼等は、その家系の中で最も地位の低い家にまとめて引き取られ、名前を与えられた。
長男瞻仰(せんぎょう)、次男踵(きびす)、長女雅(まさ)、三男蘖(ひこばえ)、四男雪(そそぐ)、五男謦(けい)、六男欽(きん)、次女和(かず)。八人の子供達は、長男瞻仰と三男蘖以外、穢れとして蔑まれながらも、義両親、いや、両親からたっぷりの愛情を注がれて育つ。
ある日踵は、唯一の兄瞻仰と、父の、『幸福』を知る。だがその『幸福』の正体は―――。
※本作には時代考証の観点から、障がい者・女性差別表現がありますが、それらの差別を助長する意図はありません。
