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文学フリマ東京41出店者
HPJ製作工房(ブース: O-04)
空と地の狭間EX 総集編3 現代/馬鹿SF
こちらのアイテムは2025/11/23(日)開催・
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空と地の狭間EX 総集編3 現代/馬鹿SF
南1-2ホール | O-04 (小説|SF)
そらとちのはざまえくすとら そうしゅうへんさん げんだいばかえすえふ
森村直也
書籍|文庫判(A6)
148ページ
500円
2019/12/29(日)発行
1時間で即興で書いた掌編の総集編3 現代/馬鹿SF
お仕事、恋愛、ワガママ、夢見る××、選択、生き方
~収録~
不意打ちのときめきを 理想彼女とリアル弁当 バレンタイン後の本番 私の仮面 やがて絶え行く僕らの夢を 楽園から聞こえる声 不純物の役割 さよならのその日 あぁ救いの女神様 一つ大人になるために 夢現を握りしめ イカロスの遺言 記録できない授業 夢見る恋定義 カレイドスコープ・ムーバー 大人になるまで待って 派遣の見る夢 最強彼女の最強趣味
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月光に冴え冴えと映える青色を愛でるようにキスをして。 薔薇を一輪、そっと少女の前に差し出した。 「これは」 可憐な声は僅かな震えを帯びていた。 ブルーローズ。『あり得ない物』の代名詞。そして、『夢の実現』へとその意味を変えた花。
――どこかの無粋な製薬会社のおかげで
頭の片隅を過ぎる冷静な声を聞かなかったことにする。 少女を見上げる。永遠を示す薔薇より仄かに頬を色づかせ、結婚を夢見るような淡く柔らかそうな唇をもの言いたげに薄く開き、ラピスラズリを磨いたような瞳を見開き、少女は僕をじっと見下ろしてくる。 僕は。
――耐えろ、俺!
「不可能の闇の最中へそっと手を伸ばし、手折って参ったブルーローズをあなた様へ捧げましょう」 丹田を意識する。腹へと力を込めまくる。 鳥肌が立ってもおくびにも出さず、背筋に冷気が走ってもぴくりともその場を動くこと無く。 決して声が震えたりしないように。 「今宵の月もブルーローズも、あなた様の前では霞んでしまいます」 彼女の瞳は予感する。この先に待つロマンチックなエンディングを。満足したい、ただそれだけの最高潮を。 「薔薇を、僕を受け入れ、そひ……」 噛んじゃダメー! この世界ではあるはずのない悲鳴が聞こえる。 彼女の美しいCGは、失望色を湛えていた。
(最強彼女の最強趣味)
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