幸いな事に犠牲者を出さず、正体不明の敵の撃墜に成功したものの、基地への侵入を許してしまったウルズ及びウルズサイド。彼女の護る為に戦う役割強化の為に、オージンがかつて属していた古巣『アンスール班』と共に共同訓練を行う事になる。
実力はあるが曲者揃いであるアンスール班からすれば、非戦闘時のウルズは唯の年頃の娘に過ぎず、険悪な関係になりかけてしまう。しかし、ワルキューレとしての素質を目の当たりにし、彼女の実力を理解するとお互い打ち明け、ウルズの成長を支える一員となった。
一方ヴェルサンディは身体強化が続き、数多の大型討伐対象を次々と撃破するまでとなった。一方で強化の影響が精神面にも現れ初め、戦いの為の戦いをしている感が否めなくなる。少しずつ失われていく人間性と引き換えに与えられる力は、彼女を次の戦場に向かう事を駆り立てていた。
上層部の期待に応えるべく、精神的な無理を叩き伏せ、目的である超弩級魔導生命体の討伐を目の当たりにしたヴェルサンディ。一方で姉であるウルズは、彼女の無理を既に見抜いていたのであった。