一次創作長編SF、「オリエント・オリエンス」の製本版です。
「ノベルアッププラス」にて掲載している同名作品と同内容です。
https://novelup.plus/story/649480093
内容は書籍用に再構成しています。
収録:第4章「ゼフィランサスの残骸」
形式:カバー付き文庫本A6版
分量:424ページ
表紙・裏表紙・本文内に描き下ろしイラスト有
●あらすじ
機械樹に覆われた街、シリカ・トーラスには青空がない。
昼夜の存在しない世界に生きるシリカ・トーラス市民は、人間の血に含まれる鉄分を捕食する「機序胞子」の襲撃に怯えて生きていた。
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シリカ・トーラスを治める「ミレニアステイト家」の末裔、マリアンナ。
対外防衛部隊オリエントを統べる「コーデクリプス家」の末裔、ハザクラ。
ともにインシデントで先代を喪った年若き二人の当主は、華々しい宴のなかで婚姻の契りを交わすが――。
これは、継承される災禍と叡知の物語。