【委託】恩知らずの闇子さん

• 第一展示場 | A-60 (小説|その他)
• おんしらずのやみこさん
• 端音まひろ
• 書籍|B6
• 494ページ
• 1,000円

• 主人公の女の子・都子は中学生の上品な女の子。彼女の持つコンパクトミラーの中には悪霊・闇子が憑いている！？ 口は悪い、暴力上等、そんな闇子はときどき都子の身体を乗っ取って、都子を鏡の中に押し込めてしまう。そんな闇子だが、意外と悪い子じゃなさそう？付きまとう男から、都子のファーストキスを（かなり暴力的なやり方で）守ってくれたり、勉強漬けになりそうな都子を心配したり。都子もまんざらじゃなさそう。そんな二人と、二人を取り巻く個性派キャラたちとの、ドタバタトラブル劇場。軽快なストーリー展開で、あっという間に読み進めてしまいそう。ちょくちょく挟まれる4コマ漫画もいい味出してます。

   《「朝からお嬢さまのような絶世の美女に出会えるなんて、ぼくはなんてラッキーなんだ！長い黒髪に瑠璃色の二重の瞳、すーっと通った鼻筋。そして透き通った美しい肌……！　奇跡の美少女の都子さんは最高ッス！」／恐ろしいほど、目をらんらんと輝かせて轟さんはわたくしの手を握ります。轟さんの手は汗ばんでました。ぬめっとしていて気持ちが悪いです。／どうしましょう、この状況。》（本文より）