――祈年祭を前に、歌那音は企画に頭を悩ませていた。従者のイルマと詩涵に相談するが、案は出ない。ヒントを得ようと巷の流行を尋ねると、虚舟の話で持ち切りだと言う。そこで虚舟を捕獲することを決める歌那音。具体的な作戦を話し合っていると、突如として虚舟が出現し……。未知との遭遇や遺跡の探検を繰り広げるオカルティックストーリー。
――砂糖でできたレース。甘く瑞々しい桃の香。星の輝きを秘めた艶やかな濃藍の髪。とろけるアメシストの瞳。そう形容される幻のような少女を中心に、不完全さを抱えた人間と妖精が織り成す幻想的な青春物語。
――作者の行為とは、作品世界とは、作品とは、読者の行為とは。思考実験による物語。
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