【気疎譚】に続く、二作目の単行本です
虎徹書林の社主がデデーンと登場している表紙が目印🐱
五本のお話が収録されるスタイルは前作を踏襲しています
方途とは「進むべき道。方法」という意味。英語のHow toにも似て
先生と書生くん、その仲間たちも登場!
『序』
ご機嫌斜めの先生と何やら企みを秘める古本屋の若旦那の、ゆるーい駆け引き。
先生と書生君のおうちから、物語の幕が開けます。何やら怪しげな書物が一冊、持ち込まれ……
『猫との生活についての七か条』
猫と暮らすための「心得」を説いた話が七つ。
どこか妙な猫の話ばかりが登場するようだけど……?
某有名ミュージカルの元になったT・S・エリオットの詩集への敬意と憧れを込めて。
『月と猫』
忍び寄る不気味な気配と、猫のマサルくんの奇妙な振る舞い、それらが意味するものとは?
筆者の永遠の自由研究テーマであるタロット占術をモチーフにしたお話。
人生いろいろ。タロットの読み解きの、奥深きことと同様に。
『蛇神方途~積読屋顛末~』
偏屈王とあだ名されるおじさんの無理難題に応えることで、小遣い稼ぎをする「わたし」。
ある日いつものようにおじさんに呼び出され、奇妙な鈴の「お守りをする」ことを命じられたことから、恐ろしい目に巻き込まれ……。
猫又の矜持。猫の覚悟。人間と対等であることをのぞむ猫たちの或る側面、にまつわるお話。
『八方始末』
八方丸く収まって、めでたしめでたし。 と、なったら良いんですけども……ね。
誇り高い猫又と野性を棄てない人間たちに、幸多からんことを……という気持ちを込めて。
不思議な話・説明の難しい話・考えれば考えるほど闇が濃くなりそうな話・等々――
霊感無しだけど実話怪談大好き!
古典落語の怪談が大好き!
日本の昔話の怖い話が大好き!
そういう人が書いてます
・日常に潜む怪異←なんかピンと来た!という方
・この世に不思議なことはあった方がうれしい←なんかピンと来た!方
・カワイイだけの猫の話以外も読みたいな、という方
※人間はヒドイ目に遭うけど、猫は元気ピンピンなお話ばかりです
・作者の『独自解釈』に興味有り!な方
・怪奇モノって種明かしが無いから面白い←なんかピンと来た!方
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